日本の国会議事堂に相当する人民大会堂(Great Hall of the People)は、北京の
天安門広場西側に位置しています。人民大会堂(レンミン ダーホィタ)は、中華人民共和国の建国10周年を記念して、ボランティアの手によって10ヶ月(1958〜1959年)かけて建築された建物です。17万平方メートルを超える床面積を有し、300室の会議場・休憩室・事務室があります。各会議場には中国の行政区分にちなんだ名前(北京庁、四川庁などの名前)が付けられており、各地の風土にちなんだ装飾が施されています。人民大会堂では毎年3月、全国人民代表大会(全人代)と中国人民政治協商会議が2〜3週間の期間で行われます。全国人民代表大会(全人代)は10000席を備えた大会議場:万人礼堂において開催され、別室では全国人民代表大会常務委員会が開かれます。また、5年に一度の中国共産党の総会もここで開かれています。
見学が可能です。人民大会堂に向かって左側の道沿いに入場券売場があり、正面入口を入り見学者の待合所のような場所で人数が集まると、中国語ガイド付きのツアー形式で館内の見学をします。「下々の靴は汚れている」と考えているのか、ビニールの靴カバーを付けての見学です。万人礼堂、主要な会議室、食堂などを見てまわります。
人民大会堂 全景
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