牛街礼拝寺(中国簡体字:牛街礼拜寺、Niujie Mosque)は、牛街の東側にある北京で最も古く、また最大規模を誇るイスラム教寺院(モスク)です。正式名称は清真古教ですが、牛街礼拝寺の名前で知られています。
北京にはイスラム教を信仰する回教徒が18万人近くいるとされ、一般公開されているイスラム教寺院が約40カ所あります。中国の古代建築とアラビア建築の特徴を合わせもつ牛街礼拝寺は北京市内では最大規模のモスク(清真寺)です。
牛街礼拝寺は「回族」と呼ばれる中国人イスラム教徒たちの多くが宗教活動の足場としている寺院です。996年に中国を訪れたアラビア人僧の息子によって建てられました。曲線状のひさし、色鮮やかな支柱や梁(はり)、光沢のある屋根瓦などを見れば分かるように、建築デザインには中国の影響が色濃く見受けられます。
イスラム教徒以外でも境内までは入れます(拝観料は無料、ただし入り口でお布施をせがまれる)が、礼拝大殿(礼拝堂)の中には入れません。もちろん堂内の写真も撮影できません。境内は清潔で静かで、建物や庭の造りは中国風となっています。均整のとれた美しい建築物が多いです。石碑や僧坊も中国風になっています。
牛街礼拝寺の周囲に広がる街:牛街には、イスラム建築様式があり、イスラムカラーの緑色を基調としています。食堂もイスラムしてます。また、このあたりを走るバスの運転手には回族出身者が多く、運転席の装飾も見ものです。
行き方と地図:西単から61路バスで「礼拝寺」下車。前門から53路バスで「牛街」下車。
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